Camalpaca

なんかアクセスが増えて驚いてます。多くの人が見ていると思うと急に過去の文章が恥ずかしくなってきたので、誤字脱字とか雑な改行や色変えとか直そうかなあと思います。よろしくお願いしますね。いったん修正した記事も戻していくので、また来てくださいね。

写真を整理していて、A900の画像に混じって、とてもよく解像してはいるがプリントして5年くらい経ったような質感の写真があった

 写真を整理していて、A900の画像に混じって、とてもよく解像してはいるがプリントして5年くらい経ったような質感の写真があった。

 コレ絶対A900で撮ったものではないな、と確信したが、解像の点、ディティールの点ではA900の写真よりも優れているように私には見えた。DT 16-50のAPS-Cクロップよりはどう考えてもよい写真だった。

 Exifを見ると、E-3とあった。

 おかしいな。E-3はもっといまいちな写真しか撮った覚えがないが……。

 私は後悔した。E-5があるのでE-3は売ったのだ。

 他のE-3の写真も見たが、まあノイズは多いし、カスれている。だが、いい写真もある。

deers.hatenablog.com


 以前、Eシリーズの失敗は写真性能ではなかったんではないかと述べてきたが、まあ当たらずも遠からずな感じである。

 出来の悪いパナセンサーでフルサイズのA900と互角なのは驚いた。
 もっとも、私はフルサイズ用はミノルタ製しか使っていないため、オリンパスコダックの提唱したテレセントリック性がこの頃は大きな意味があったのかもしれない

 ちな、下の画像はE-5のものであるが、ディティールは細かく、立体感もあり、メリハリがきいていて、素晴らしいな……高感度耐性以外は……。

12-60 f4 SS1/30 ISO640 E-5

 よくもまあ性能の悪いパナソニック製センサーでここまでやれたよとオリンパスを褒めたい。
 E-5はE-3と比べて若干コストカットされている気配がするが、E一桁機は高級感があっていいよね。

A900の持病?

 もともとソニーAマウントはダイヤルのハードウェア部分というか、質感はいいのだが、操作性が悪いと評判である(A77はもっさりしている。
 A700はそんなことはない)が、A900はこれに加えて、非常にダイヤルのチャタリングがおきやすいのではないか? と思う。

 中古でA700一台、A77二台、A900三台を買ったが、ダイヤルがチャタっているのはA900だけで、2/3がチャタっていた。特に一台はフロントもリアもチャタっていた。

 ちょっともろすぎないか。ショット数も1万前後で非常に多いわけでもない。

 一番収集したであろうフォーサーズだが、オリンパスのEシリーズはE1、E3、E5、E300、E330、E520、E620、パナがOEM供給を受けたL1三台、L10二台のうち、チャタっていたのは0だ。

 他にも中古のコンデジ、Kマウント機、ミラーレスになってからはPENやNikon1シリーズなども買ってきたが、一台もチャタってはいない。稼働しなかったジャンク品はわからないが……。

 なので、A900のダイヤルチャタリング率に驚愕している

 価格comでもダイアル故障はあるあるらしく、新品購入半年でチャタった例もあるようだ。

 これはあくまでも私見なのだが、A700、A900、A77を手に持ったとき、一番ショボく感じるのはA900だ。
 一番安っぽく感じる。
 なんでかはわからないが、バッカンバッカン五月蠅いミラー音もチープさを助長している。まあ、A77にはクイックリターンミラーなんかないんだがね。

 ついでに、A900のうち一台はモードダイヤルまで異様に堅く、がりがり言う始末だ。

 私はA900の描画とファインダーは評価しているというか、気に入っているのだが、正直、センサ―以外の部分でいえばA700の方が優れているように感じる。
 AFもA700はスッパスッパ決まる(20年近くまえの機種のくせして、AF-Sクソ早くて笑う)が、A900はワンテンポ遅い。

Nikonの勢いすごいな

www.nikon-image.com

deers.hatenablog.com


 ますます感じるよ。このあたりはミラーレスに纏わる技術的な向上もあるのだろうね。もちろん、キヤノンがLレンズで高倍率ズームを出してはいるけども、1.5キロくらいあったはずだが、28-400で700g台ってのはトチ狂ってないかい

 Zマウントはかねがね興味があるが、いまいちボディがなくて二の足を踏む。
 というか、XマウントだってT5以外は禄なラインナップがないし、ディスコン祭りだし、MFTだってOM-5は二度目の焼き直しで買う気も失せるし、OM-1はお呼びではない。E-M1IIと大差ないではないか。パナボディもG9シリーズはでかいんだよ……。

 いや、マジで禄なボディがあるのってSONYだけじゃないの?
 Z8? うーん。二度もリコールがあったし、Z9と価格差がそんなにないし、でかいでしょう?(APS-CであのサイズのH1を絶賛しているやつがいう台詞ではないが……) Z5がもう少し高感強いか、Z6IIのAFが他社並みなら即買いだったんだけどね。

 とはいえ、ニコンは攻めているなあ。
 ついにタムロンからも出るらしい(OEM以外で)。

www.tamron.com
 ニコンは数年前には私、倒産するんじゃね? っていってたけどほんと時流が読めないわあ(私が買ったカメラはたたき売られる法則)。

 

 

光学競争の時代は終わった

 前から言っているのだが、光学競争の時代は終わった。

 正直ね、光学的には十分なんだよ。とっくの昔に。

 もちろん、内視鏡カメラや天文撮影分野はまだまだだよ。

 まだまだというか、コンピュータ処理は少なければ少ないほどいい分野だから光学的な性能はあればあるほどよい

 だって補正でありもしない病理や存在しない星が観察されたらまずいだろう??

 たとえばここにA77とミノルタMINOLTA AF ZOOM 24-50mm F4があるわけよ。

 A77は12年前のデジカメ、レンズは1987年製なので40年近くまえだ。
 しかも2倍ズームとはいえ、24mmスタートだからね。
 当時のミノルタはA-7000で覇権を取るためにごりごりに資金を投じて開発されたレンズのひとつではあるらしいので、当時は高性能とされたらしい。

 ズームレンズ自体は光学系が難しく、最近になってようやくマトモに使える高倍率ズームが登場したくらいではあるのだが。

 さて、この24-50だがしっかりした作りで通しズームだが非常にコンパクトだ。
 ゴムリングが両面テープで貼ってあるだけなのですぐ取れるが、フォーサーズ時代のオリンパスのようにぼろぼろになって崩壊するわけでもなく、両面テープで貼り直せばいいだけなので特に問題なし。

 で、こいつらで撮影したのが以下である。

50mm f7.1 ISO100 SS250

28mm f4.5 ISO100 SS80

 十分じゃない?

 だから撮像素子とコンピュータ処理の時代なんだよ。もう。作例はピーカンだけど、室内でノイズがでるのはレンズのせいじゃないからね。これでいいわけ。

 ミノルタAマウントはわりと数が出ていて、故障も少ない(だって事実上AFカプラついてるだけだからさ)ので格安で出回っているからいいよね。LA-EA5のおかげで使えるようになったし(Fは結局G以降しか使えないままだろうし)。

 OMシステムもキヤノンもコンピューショナルフォトを標榜している。
 逆に光学レンズに自身のあるニコンと、撮像素子に圧倒的技術力のあるソニーがあまり言及しないのが面白い。逃げの一手かもしれない。

 しかし、だいたい新技術や技術革新は逃げの一手から始まる。一眼レフ自体がそうだったではないか。

 キヤノンはもはやハードウェアではこの二社にどうにもならないところにきてしまった感があり(そもそも撮像素子の投資額が二桁近く違う)、まくれるとしたらコンピューショナルフォトしかないが、これはスマホに勝てる道理がない。

 スマホは複眼カメラで、いにしえの多焦点レンズみたいな扱いなわけだが、撮像素子が数億画素でISO数万にも耐えるようになれば、トリミング自在で夜間撮影もばっちり。
 足らんところはコンピュータ処理。それでも足らんなら、ネット越しのリソース(潤沢なビッグデータ)でAI処理。

 そうなるんじゃないの?

 自動車業界がそうだ。

 アップルはEVから撤退したが自動運転はやめまい。彼らがスマホから得たビッグデータを使いたいからだ(地図情報、移動情報など)。

 キヤノンはどんな優れたAIシステム(世界一であってさえ)をつくっても、データの取得元がほとんどない。これはコンピューショナルフォトを標榜するのは無理筋に思える。

 コンピューショナルフォトになって勝利するのはGoogleなどのテック企業だ。

PEN-FII、LX100IIIに光明

dclife.jp
 X100VIのバカウケに商売と金に汚いライカがD-LUX8で参戦するらしい。富士のX100VIが28万で売れるなら、D-LUX8なら100万でも売れる! とでも思ったんだろう。
 で噂によれば、パナにLX100IIIは出させずD-LUX8だけリリースするらしい。
 まあね、ガワ違いで価格帯が5倍以上(LX100IIIはたぶん18万くらいだから)は許されないもんね。

 とはいえ、OMDSが全く時流を読めてない。でもPEN-FIIは出してくれ。

【レビュー】SIGMA quattro sd

 ちまたではFoveonすごいすごいと評判だが、正直、イマイチだった。まあ、真のフォベオンではないからか?

 確かにほかのメーカーなら偽色がでるであろう場面(メイン機材の富士は結構偽色が出るのだ)ででないのはそうなのだが、絵自体はことさら褒めるようなものには見えない。レンズがよくない(17-70 2.8-4なので)可能性もある。

 しかし、絵自体がどこか眠い。

 期待値が高すぎた。

 立体感のある絵といえばそうなのかもしれないが……。


 ただ、私は描画とは関係なく、この見た目が大好きだ。かっこよくない? すごいかっこいいと思わない??

 シグマはデザインセンスだけはいい。
 コレだけは手放しに賞賛に値する。

 カメラ的な外観を損ねることなく、斬新でイカしたデザインを繰り出す。素晴らしい。モードダイヤルというダサさの極みを排除しているのも素晴らしい!!!

 あと案外操作性も悪くないのだ。変なところに電源スイッチがあることを除けば……(所見で気づく? あれ。私は最初電源どこだよ……ってなった)。

 背面液晶と別にInfo用の表示液晶があるのもいい。
 これがあることによってEVFオンリーでも露出やモードが確認できる。肩液晶と似たようなものだが、別に肩でなくたっていいわけだ。

 ボタンは全体的に押しやすく、背面液晶自体は非常にきれいで高精細だ。EVFはかなりできが悪いが……。
 各種操作ボタンが肩ではなく背面に多いことからも、このカメラがEVFを見ながら動体を撮るのではなく、三脚にのっけて撮影するのを前提にしているように感じた。

 グリップも悪くなく、思ったよりも軽い。

 ただ、EVFはてんでダメだし、カメラ内jpegではゴミのような画像しか出力しないし、フィルム一眼時代なのかと錯覚するほど測距点が少ない。
 2016年発売のカメラとは思えない。

 AFはもはや「前時代的」とすら言え、A-7000よりも多分遅いのではないか? とすら思う。
 話にならないとはこのことである。

 富士のAFも大概だが、次元が違う

 レンズ屋であるシグマはカメラデザインやハードUIに関しては申し分ないが、このあたりのソフト面がとても弱い。
 誰か技術供与してやってくれ……。

MFは必要悪

 ピント位置は写真の作品性にほとんど寄与しない

 大概の場合、ピントは合っているほうがよい。なぜなら構図や露出がどうあれ、通常は主体・主題はピントがあっていなければならないからである。

 ゆえに、MFは必要悪である。

 私が以前RX100を使っていたときは、AF自体は早いのだが、ハズすことが多かったのでコントロールリングにはフォーカスを当て、ハズした場合に回していた。
 マクロ撮影でもMFを使う人は多いだろう。

 MFの楽しみとか言ってるのはちょっとわからない。
 趣味ならいい。しかし、これを何か大事なもののようにいうのは間違っている。カメオタにありがちな。MFできてこそ云々も的外れである。

 フォーカシングは機械化できるならばそのほうがよい。

 フォーカシングは自動化し、より作品性に寄与する構図や露出に時間とリソースを割くべきだろう。

 私は基本的にはMで撮影することが多い。

 別に今時のカメラは露出を外したりはしない。ハズしたりはしないが、違うな……ということがあるわけだ。
 露出補正でもかまわないが、こっちで変更するパラメータを決めたいのでMにしている。