写真を整理していて、A900の画像に混じって、とてもよく解像してはいるがプリントして5年くらい経ったような質感の写真があった。
コレ絶対A900で撮ったものではないな、と確信したが、解像の点、ディティールの点ではA900の写真よりも優れているように私には見えた。DT 16-50のAPS-Cクロップよりはどう考えてもよい写真だった。
Exifを見ると、E-3とあった。
おかしいな。E-3はもっといまいちな写真しか撮った覚えがないが……。
私は後悔した。E-5があるのでE-3は売ったのだ。
他のE-3の写真も見たが、まあノイズは多いし、カスれている。だが、いい写真もある。
以前、Eシリーズの失敗は写真性能ではなかったんではないかと述べてきたが、まあ当たらずも遠からずな感じである。
出来の悪いパナセンサーでフルサイズのA900と互角なのは驚いた。
もっとも、私はフルサイズ用はミノルタ製しか使っていないため、オリンパスとコダックの提唱したテレセントリック性がこの頃は大きな意味があったのかもしれない。
ちな、下の画像はE-5のものであるが、ディティールは細かく、立体感もあり、メリハリがきいていて、素晴らしいな……高感度耐性以外は……。
よくもまあ性能の悪いパナソニック製センサーでここまでやれたよとオリンパスを褒めたい。
E-5はE-3と比べて若干コストカットされている気配がするが、E一桁機は高級感があっていいよね。