少し前、絞り優先かマニュアルか、どの撮影モードを使うかという質問がデジカメウォッチであったが、ナンセンスだと思う。
理由はMFTかフルサイズか、そういうので変わってくる。
私はMFTユーザーだったが、MFTは被写界深度が深く、開放からキレキレのレンズが多いため、開放以外で撮影するメリットがほぼない。
だからといって、固定にする必要もないので、シャッター優先かマニュアルが基本だった。
絞りは屋外でSSがヤバいときに絞るものだった。まあ、単焦点はさすがに浅いが、f2.8以上に絞る意味は殆どないと思う。
フルサイズのレンズは開放では写らないものも多く(馬鹿な換算信者がフルサイズレンズを使えというが、開放では甘いんだから、フルサイズレンズ=高性能ではないのは明らか)、また浅すぎて複数人を写す場合は絞らないと無理なので、絞り操作も増える。
f2以下だと浅すぎてピント面以外何が写ってんのかわからなくなるしね。
今度はボディが富士機(クラシックスタイル)の場合だ。通常のモードダイヤルの考え方と異なってくる。
便宜上、モードはあるし表示もされるが、ダイヤルとしては存在しないので、モードを変更するという意識そのものがない。SSをAにする、という意識である。
結果、マニュアル撮影の人が多いのではないか。
私個人でも、MFTならマニュアルかシャッター優先、富士機ならマニュアル、フルサイズなら絞り優先がスタンダードになってくる。
ミラーレスか一眼レフでも変わってくる。
ミラーレスは露出が反映されるので、マニュアルを使うことが多いが、一眼レフだとどっちかの優先やPになりがちだ。露出に不安がある場合、背面液晶で確認するのも手間なときなど。
フイルム時代は失敗を恐れ、Pモードしか使わなかった人も多かろう。
正直、機材でかなり変わると思う。