私はAIAFにはとんと興味がない。
トラッキングにも興味がない。
だいたい10年前の一眼レフでAFの何が困るのか。わからない。
そうではなく、AIを活用してほしいと感じるのはむしろ「露出制御」である。
私はMFはほぼやらない。MFが写真のだいご味とかいってるやつは見当違いだと思う。あんなん、つまらん作業だ。
ただ私はだいたいいつもMモードではある。写真の醍醐味はむしろこっちだろ、と思う。
ピントはあうかあわないかの二択(ゆえに作業であり、機械化されても問題がない)だが、露出は写真表現に大きく影響する。
しかしだ、私がMモードを使うのは、写真表現のためではなく、単純にカメラのオートモードが気に入らないからである。
何が気に入らないって、SSとISOだよ。
たとえば静物を撮ってるのだからSSをさげてISOは維持してほしいのに、ISOばかり爆上げするとか、動体撮ってんだから被写体ブレしたくないのでSSはさげないでほしいのにガンガンさげてきたりとか、カメラのアルゴリズムが気に入らないのだ。
ゆえに、SモードかMモードしか使わない。Aモードって何がしたいの?? そんなころころ絞りを変える??
特に最近買ったZV-1の自動露出はまことに気に入らない。
1/焦点距離を忠実に守るアルゴリズムで、広角では被写体ブレが頻発する。ISOをあげろ。ISOを! ISOをあげれば画質は悪くなるが、被写体ブレしたらどんな高画質でも意味がないんだよ。意味が。
でだ、せっかく被写体認識とかAIを使うのなら、シチュエーションを分類して、被写体が動いているからISOを優先してあげようとか、静物撮影だからSSをさげようとか、そういうことをやってほしい。
そうでない限り、私はPモードもAモードも使う気にならん。
しかし、そんなことを言っているやつをきいたことも見たこともなく不思議だ。
AIでなくたって、Pモードに「静物」「ポートレート」とか選択肢を用意しておいて、被写体ごとに露出のアルゴリズムを変えてくれないだろうか?? 簡単なことだと思うんだけど。