E-1と直接関係はないのだが、ライティングは重要であると思った。ライティングさえちょっと気を遣えばまだまだいける。
フラッシュのあるなしでもかなり違うと思う。
たとえば、以下はオリンパスE-1と14-54mm初期型で撮影したものである。どうだろうか。
構図とか露出が違うじゃねえかとか細かいことは言わないでほしい^w^
屋内撮影でもフラッシュを使用することで低ISOを維持でき、フラッシュでシャドウ部を飛ばすことで綺麗に写っていないだろうか。
20年前のデジカメで撮ったようには見えない。E-1もまだまだいけるってことだ。
さて、この撮影に使ったE-1は最近入手したものなのだが、初号機だけあって、いろいろとツメがあまい。
たとえば、電池蓋の中にバッテリーを止める部分がなく、ポンっと出てきてしまう点や、シングルスロットであること。
革張りとマグネシウムボディとの張り合わせの隙間に異様にゴミがたまりやすいこと(E-3以降そんなことはない)。
OKボタンの位置があり得ないこと、などだ。
もう一度言うが、OKボタンの位置だけは擁護できない。十字キーの真ん中にあってしかるべきだ。
おそらく、オリンパスは相当たたかれたのだろう。
E-300で若干改善され、E-300以降はこの独自UIを封印してしまう。E-5までいくと今度はキヤノンの真似っこみたいになってしまう。
で、このE-1だが、物自体はよくできているとは思う。
社運を賭けた、というだけはある。
もっとも、オリンパスは十年以上レンズ交換式から遠ざかってはいても、一眼レフ自体はつくっていたわけなので、ツメが甘いという程度で済んでいる印象。
2022年現在、使えないことはないと思う。
E-1はホールディング性能がよく、E-3/5のようにクッソ重くもない(センサーもミラーもプリズムも小さいはずなのに、なぜあんな重いのか)。
ファインダーも見やすいし、静物AFなら問題ない。
ただ分厚いローパスのせいでクリアな画質は難しいだろうということと、CFカードへの書き込みが昔のデジカメらしくとんでもなく遅い(Win9x時代のパソコンは場合によっては、立ち上がるまでにカップ麺ができたからね? おっさんは我慢できる)ので、現代人はイラっとすることだろう。