パナソニックは今後、ライカとカメラを共同開発するそうである。
ふうん。
これまでもライカのカメラはパナのOEMだったと思うけど。
Mだって多分外装以外はパナが作ってると思うよ(過去にはセンサーはタワージャズ説もあったけどね)。
その根拠の一つがM11からこれまでのM型らしい底蓋ではなくなったこと。パナのOEM比率が上がったのだと思う。
これまでパナはライカにOEM供給してきたが、これをパナブランドで売ることは契約上できなかった。利益率の低いコンデジだけはできたようだけど。
これはパナにばかり負担が大きく、ライカばかりが得をする。なぜかパナが得をすると思っている人が多いのだが・・・ちょっと意味不明。
パナはカメラメーカーとしては知名度も人気もなかったので、ライカブランドを借りたいがためにこの不利な契約を結んだのだと思うけど、結局LUMIXは売れず、パナとして仕切り直しをしたかったのだろう。
本当なら、ライカ銘レンズでドッカーン予定だったのかもね。実際、L1のキットズームはオリンパスより売れたらしいから初動はよかったのかもしれない。
結果としてCL販売終了となった。パナがOEM供給してくれなくなったのだろう。わざわざAPS-Cを作るのも手間だしね。
SLも中身はパナ(つまり、パナはもっと早くからフルサイズミラーレスを実はつくっていたことになる。契約上販売できなかったのが手痛い)なので、今後はパナから全く同じものが出てくるはずだ。
SL3は間違いなくそうなる。外装は違うかもしれないが、スペックがどう見ても同じ、という機種が。
出るとしたら、CLIIもそうかもしれないがAPS-C機種をわざわざパナがつくってあげないといけないわけで、今後それはしないとパナに言われたのだろう。
だから販売終了なのだ。
ライカとしてはこれまで通り、パナには黒子でいてもらって、暴利をむさぼりたいところだが、パナがいないとカメラがつくれないので(不思議なのはSだが、あれのファインダーはどこがつくっているんだろう??)仕方なく契約改定となった。
共同開発と言ったのは、「共同開発したものなので、両者から同じものが出ますよ」、というアリバイ作りにすぎず、設計も製造もこれまで通りパナソニックが行うはずだ。
だってさ、ライカカメラとしてはパナに逃げられたら後がない。
キヤノンやニコンやソニーがつくってくれるはずがない。Rのときだって、ミノルタ以外は相手にしてくれなかったわけだし。
キヤノンやニコンがライカにOEMするメリットは0だし、ソニーはたぶん「型落ちならくれてやるよ」というかもしれないが、うわあソニーの型落ちだよ。。。と言われ、まあそれまでだろう。
かつてハッセルがソニー機の外装だけ変えた機種を出していたが、あれだ。個人的にあれすごくよかったけどな(いまでも欲しい)。
残るはザクティだけど、中身がザクティ=コンデジレベルって印象になるからね。これは避けたいだろうしね。
ドイツ人ってのは日本人のドイツ信仰を利用してアコギな商売をするよねえ。
私もドイツときくと弱いから仕方ないのかもしれない(ジーメンスのCADをあえて使っているから・・・)。
あと有名な文具メーカーにステッドラ―あるけど、あれMade In Japan銘のモノが多いんだよね。さすがに鉛筆はGermanyだったけど、シャープペンとか芯ホルダーは日本製(どこがつくってるんだろう? ぺんてる?)。