Camalpaca

なんかアクセスが増えて驚いてます。多くの人が見ていると思うと急に過去の文章が恥ずかしくなってきたので、誤字脱字とか雑な改行や色変えとか直そうかなあと思います。よろしくお願いしますね。いったん修正した記事も戻していくので、また来てくださいね。

遂に焼きが回ったのか??

 RFは魅力がないとは思っていたが、他社が値上げする中、値下げのようだ。

news.mapcamera.com

 自動車会社がEV化でなぜか値上げしていった(部品点数は明らかに減るのでむしろ安くならないとおかしいと思うのだ。バッテリー価格が高いのはわかるが)のと同じく、カメラメーカーもミラーレス化で値上げしていく方針だった(Z67発表時の仕様と価格を見ろ)ようだが、誤算はソニーの存在だったと思う。

 キヤノンニコンといえばカメラ界の圧倒的二大巨頭(ライカはカメラメーカーではなくブランドグッスメーカーだね)だ。オリンパスだろうが、サムスンだろうが、キヤノニコブランドの前ではゴミだった。

 ペンタックスはエントリー機からモーターを内蔵した良心さだったし、AF以外の性能でいえばオリンパスは最前線だった(キヤノニコは今更プリキャプチャーを搭載し売りにしているが、オリはE-M1IIですで実装していた。Z9のプリキャプチャーを賞賛しているニコ爺たちはなんなんだろうな・・・)。
 でも、あからさまなコストカットをしてもキヤノニコの前ではゴミだった。

 しかし、ソニーはそうではない。
 α1のような超高額なフラッグシップをリリースして、買い手がつくのも性能もさることながら、そのソニーのブランド力の占めるところも大きい。
 なにせ2020年の国内ブランド力では2位。

webtan.impress.co.jp
 売上高は11.5兆円。ゲーム部門だけでキヤノンと同等。
 イメージング部門だけでもニコンの二倍、キヤノンの2/3。

www.famitsu.com
 また、ビデオ業界では圧倒的強者で、キヤノンは全く歯が立たず撤退。
 パナソニックは食い下がっているが差は埋めがたい。ソニーでは「負けてもいい相手は松下(パナソニック)だけ」と言われているらしい(このため、交換式一眼への本格的参入はためらわれたらしい。キヤノンニコンに負ける=恥ということ)。

 ソニーがいなかったなら、Z6Z7はあの仕様で飛ぶように売れたであろう。α7を出したメーカーがパナソニックオリンパスなら、売れなかったであろう
 キヤノンはRFでも殿様商売を継続しようとしたようだが、今年のマップカメラやヨドバシカメラの販売ランキングがあまりにひどかったので、値下げに踏み切ったのだろう。

 実際、Rを買うメリットが全然ない(RFにマウント変更するなら、ZにしてもEにしてもGFXにしても一緒だ。ついでにいえば、MC-11のせいでEならEFが普通に使える)。
 R3は強気の価格と強気のマーケティングだったが、Z9のせいであまり売れていないだろう(Z9に高機能なセンサーをくれてやったのはソニーな訳で)。

 また、構図的にキヤノンVSソニーと仲間たち、オリパナという状態にある。オリパナはずっと蚊帳の外だったが、ソニーはシグマと結託し(MC-11)、ニコンを先兵にし、タムロンにレンズを作らせている。
 RFからサードをはじいたせいで、この構図は決定的になっていて、ソニー・シグマ・タムロンニコンVSキヤノンという状況だ。ソニーは昔から逆鞘商法に躊躇がないような企業なので、レンズで儲けなくてもいいし、ニコンに安くセンサーを供与してもいいのだろう。

 これからカメラはますます趣味性が高まっていく。
 ブランドの力がモノを言うようになる。
 そういう意味では高級コンデジのブランドを確固たるものとしたGRや、唯一無二の防水コンデジTGシリーズなんかは、シリーズブランドとして今後も根強く生き残るだろう。