換算F値なんてものは存在しない。よく、フルサイズのF4はMFTではF8とかいうが、そんな馬鹿なことがあるだろうか。答えは「ない」だ。
少し頭を使えばわかる。
写真撮るときは頭使ってるだろう? 使ってないのかな。
センサーサイズでF値が換算されるなら、スマホをフルサイズ換算しようものなら、F8どころかF16以上になる(そんなF値、中版以上ではないと普通使わないのじゃない?)。
そんなではまともな撮影はできないだろう?
だから、換算F値などないのだ。
ただ、
「ボケ」には関係する! 換算F値はある! という意見も多いが、こちらもない。 「ボケ」を決めるのは、F値と実焦点距離と被写体との距離であるが、同じ「画角」で撮影した場合、フルサイズとMFTで変わってくるのはひとつだけ、そう「実焦点距離」だ。
何度でもいうが、「実」焦点距離。
これはどうしてもMFTがフルサイズ比で半分になる。
焦点距離は長いほうがボケるので、当然フルサイズのがボケる。オリンパスのレンズのパッケージには換算焦点距離は書いてあるが、換算F値など書いていない。当たり前だが。
なので、同一の焦点距離で撮影し、トリミングした場合、「ボケ」は同じになる。