まず前提として、私はライカのカメラ自体が嫌いなんじゃない(ぼったくりの低性能カメラだとは思うが、だからといって嫌いではない)し、金持ちアピールくやちぃっていう貧乏人根性でもない。
金持ちアピールだったら、ハッセルブラッドH6D-400c とかあるでしょ。
本体だけで500万円。それに比べたらMは100万だし、中古なら70万くらいだから全然金持ちアピールになってない。
500万円はさすがに一般的なサラリーマンじゃ絶対無理だもん。まあ、最初から無理だから悔しいとも思わんけどもね。
さて、私はフイルムの国産RFなら触ったことがある(昔は日本メーカーもつくってたからね)が、ライカは触ったことがない。
じゃあ批判するな? もってもいないのに?
いいじゃないか。
カメラなんて大して変わらん。カメラオブスクラのころから変わっちゃいない。
さらに、これが同じ「カメラ」でも大判フイルムとかシネカメとかいうなら作法が全く違うと思う(そもそもシネカメはUIが違いすぎて操作感もわからん)が、RFデジとミラーレスに大差はない。
私はスバルの車に乗ったことはないが、だいたいどんなかわかるよ。
トヨタやホンダと大きく違うわけがない。
まあこれがオープンホイールのセミオートマのレースカーっていうんなら、まあ、よくわからんけどさ。普通車なら大差ないでしょうよ。それがフェラーリであってさえ、ね。
だから批判は出来ると思うよ。
まず、前提として、エルンストライツ社とライカカメラ社を区別してくれ。頼むからさ。
エルンストライツ社は偉大な会社であると言っていい。そのカメラが優秀だったか私は断言できないが、カメラ史において、重要な役割を担ったのは確かだ。
しかし、ライカカメラ社は言ってしまえば、YASICAブランドと同じ。
YASICAは今もカメラやレンズが出ているが、京セラはブランドをもっていない。
香港の会社がもっている。最近コンデジ飢餓で売れているコダックのカメラもコダック製ではなく、単にブランドである。
こういった状況と同じ、言ってしまえば、「半分偽物」だ。
その証拠に、エルンストライツ時代に比べて(まあ末期は悲惨だったようだが)、かなり不具合が多いようだ。
ね? クソ品質である。現代にキャパがいたなら絶対使わないね、断言する。
キャパは1954年に死んだので、この時点ではライカのRFが最も優れた耐久性を持っていたかもしれないが、上にあげたようにライカカメラ社のカメラは紙のような耐久性である。
おそらく、令和の時代にキャパがいたら、OMかペンタックス、NIKONあたりを使っただろうと思う。こんな壊れやすいカメラを彼が使うわけがない。
投げ捨てただろうね・・・。
まあ、1954年はニコンFもこの世にない。もう少し生きていたら、Fに乗り換えただろうね(実際多くの写真家が乗り換えたために、ライツは経営が傾いていく)。
ドイツはFA機器や医療機器(ミッションクリティカル製品だ)の大手メーカーが多く、昔から日本と産業がダダ被りする国だが、そんな国でこのクオリティは失笑を買うだろう。
では、なぜライカを信奉する奴が多いのか。
答えは単純明快。認知不協和である。
特に先に挙げたハッセルの製品を買える貧乏人はおらん。ローン払いも車並み(新車)だからね。
ライカでもSはもっと高額なので、レビューすらほぼない。
そう。Mは貧乏人でも買える(たとえばジャックスでショッピングローンを組んでみようね。120万でも60回までなら金利がない店もあるから、月2万で済む)から、買った貧乏人が認知不協和を起こし、絶賛するのだ。
ライカ=金持ちなんてのは大昔の話。今は貧乏人が無理して買うカメラ。それがライカだ。
こういった駄目なモノを高額で売る業者を私は嫌いだ。「値札」を売っているメーカーだからだ。
実際、適正価格だと思う30万~40万円で売っていたなら(M6はそのくらいだったようだ)、辛口なレビューだらけだっただろう。その価格だと認知不協和は起きないと思う。
貧乏人が無理して買っているからこそ、認知不協和で絶賛する。
20年近くヤフオクしていて思うのは、落札価格が低いほどモンスタークレーマー率が高いことだ(あろうことか1円落札のクレーマー率は体感三割近いので1円出品はやめた)。
修理費も工賃が不当に高額だ。
特殊な技術のマイスターがうんぬんとかいう戯れ言をメーカーサイドは言うんだろうが、自社で修理できないから、パナかどっかに投げないといけなくて無駄に経費がかかっているんだろう。日本メーカーなら高くても3万くらいだったと思うぞ。
もうひとつ。嫌いな理由は、パナ可哀想につきる。
ライカはパナを食い物にしているからだ。
中身同じなのに、SシリーズはSLになった瞬間2倍以上で売れる。ガワが違うだけで。
マエストロとかいう撮像素子エンジンもどうせソシオネクストのカスタム品なんだから大差ないし、ほぼ同一品だろうに。
富士フイルムのようなフイルム、現像機を売っていた会社の「絵作り」なら意味がわかるけど、ライカの「絵作り」ってなに? 意味わかんないと毎回思う。
絵作りとかいっていいのはコダックと富士フイルム、コニカミノルタあたりであって、キヤノンやニコンには資格はないと思う。まあ、撮像素子を自前で作れているなら、それはフイルム同等品だからソニーやキヤノンはOKかもしれないが・・・。
パナは頑張っても、赤いバッジの前に売れない。パナの技術者が可哀想でならない。赤いバッジに技術が勝てない(ない機種もあるけどさ)のだ。
そして、ライカは文句だけ言って買い付けるだけで、ぼったくる。
パナの名前は表にでてこないし、ガワをドイツで作るからメイドインジャーマニーだから、ライカが殆ど作っていると勘違いしている人も多いだろう。
パナ、可哀想。
日本が誇るビッグテックが食い物にされているのが単純にむかつく。これは私怨だ。
何度でも言うが、エルンストライツ社は偉大な会社だ。
ライカカメラ社のカメラが駄目なんである。
上にも上げたが、センサーの剥離。あり得ないよ。
なんでこんなことが起こる? まあ、理由はなんとなくわかる。コストカットだね。信者は三猿しているけど、ライカのコストカットはかなりひどい次元だと思う。富士の十時パッドカットにも私は憤慨しているけど、次元が違うと思う。
皮肉なのはデジモノなのに壊れやすいせいで中古価格が高止まりしているという事実だ。馬鹿みたいだ。
私は昔からライカ嫌いだったんだけど、今回いろいろ不具合を調べたけど、次元の違う不具合が多くて閉口だよ。
しかもサービスの品質はかなり悪い(すぐ自然故障扱いにするらしい)ようだし。
そりゃそうよな。緊急性のある仕事のプロは使わないもん(佐藤さんは使ってるけど、ドローンも持ち歩いているみたいだし、絶対サブカメあると思うし、そもそも緊急性ないしね)。こんなカメラ。
キヤノンやニコンのプロサービスみたいなのは設置する意味もないわけだし。
さらに、上で載せたページで、ファームウェアで電池抜かないといけないとか。リリースと文言が違うとか。中国製よりも品質悪くない? いまどき? これ?
これ修理費が安いけど、単に上下のラインの平均値のピクセルで代替しているだけでしょ。
たぶんこうなることを見越して裏メニューがあるんだと思うんだわ。てか、そもそもピクセルマッピングってないのかな。
センサー系不具合多すぎるみたいだから、ソフトウェアでごまかしをする準備が最初からあるんだろう。
撮る楽しみうんぬんもさ、ニコンにMFレンズいっぱいあるじゃん。
現行品もなかったっけ? 最近廃盤になった? FtZでZで使えばいいじゃん。
EVFがイヤなんか?
まあ、RFをどうしても使いたいってのなら、他に選択肢がほぼないからしょうがないよね。RD1マジで買っておくんだったわ。投げ売りの時。
あと、あさましい会社って以前もいったけど、100VIやGRが売れた瞬間、光の速さでDLUX8をリリースしたのは、もうゼニゲバ根性すごすぎて、開いた口が塞がらなかったよ(中国人並みの嗅覚だよ・・・)。
しかもあんな製造中止したやつを掘り起こされて製造させられるパナがひたすら不憫だ。パナはライカを信奉しているからやるんだろうが、実益ないでしょ・・・これ。
どうせならLX100MIIIとして出して欲しかったよ。
そうそう、X100VIは軌道に乗った気がするね。
VIIを60万~80万くらいの価格帯で売れば、もう認知不協和で勝手に絶賛されるから、次が勝負所だねえ。
ついでにフルサイズにしちゃうと完璧かもしれない。センサー? なんでもいいよ。重要なとこじゃない。ソニーの汎用品を買うだけでいい。
あ、もうひとつ。
よくライカは一番小さいフルサイズカメラという意見。私はその通りだとは思う。コンパクトだ。
でも、フルサイズに拘泥する理由って何?
フルサイズってのはあくまでも、映画用フイルムをライツが安価に転用した場当たり的な結果であって必然でも何でもないが、35mm教自体がライカの教義の筆頭なわけだから、35mmに拘泥しているとライカ教に入信してしまうのかもしれない。
deers.hatenablog.com
でも、MFTならもっとコンパクトでしょ? と思う。OM-5使えばいいじゃない。35mmに拘泥しないならコンパクトなカメラはいっぱいある。
Z50でもいいよ。APS-CでならほかにもX-E4とか。
前提が間違っているんだよね。35mmでなくてはならないってのが。
画質?
画質を言うなら、センサー異常や不具合の多いライカのデジが画質がいいと思う? 私は思わない(ライカがセンサー側でテレセントリックや周辺減光対策をしていたのは偉いとは思うけども)。
だから、画質ではなく、雰囲気みたいなキャプションで写真を開陳している人が多いでしょ。
SLだと画質の話をしているけど、あれはパナのカメラだからね・・・。
画質を気にしないならますますMFTでいいじゃない?
優先順位がコンパクトなら、35mmである必要性は皆無のはず。最近はソニーのA7Cもあるけど、Mデジとどっちがコンパクトなんだろうか。
え? レンズシステム込み? MFTは小さいけど。それにマウントアダプター使えばMレンズも使える。
富士フイルムの場合、純正のM-Xマウンターあるよ。
だから、コンパクトうんぬんはやっぱり認知不協和だと思うんだよねえ。
以下、まとめ。