Camalpaca

なんかアクセスが増えて驚いてます。多くの人が見ていると思うと急に過去の文章が恥ずかしくなってきたので、誤字脱字とか雑な改行や色変えとか直そうかなあと思います。よろしくお願いしますね。いったん修正した記事も戻していくので、また来てくださいね。

家電メーカーを馬鹿にしてはいけない

 カメオタは家電メーカーを馬鹿にしており、光学メーカーやカメラメーカーがえらいと思っているが、実際は逆だ。
 家電メーカーはレンズをつくれるが、光学メーカーは高度な電子機器を作れない。これが電子化の進んだミラーレスに於けるソニーパナソニックの圧倒的優位性の要因ともなっている。
 たとえば、パナソニックコントラストAFのみで、像面位相差に迫る速度を出しているが、これはパナのソフトウェア開発力の高さを意味しているし、カメラなんて連続稼働時間は大して長くない(長時間露光とはいっても、一時間を超えることは稀だろう。大抵は数分の起動だ)のに対し、ソニー・パナが手掛けてきたビデオカメラは連続稼働時間がずっと長い、ついでに家電に於いて、例えば冷蔵庫は24時間耐久力をもっていなくてはならないし、長時間稼働の信頼性が求められる。ぶっちゃけ、カメラに求められるそれと家電に求められる耐久性・安全性は天と地ほども違う、という事実を理解した方がいい。

 それだけではない。PL法の絡みもある。家電はなにかあったとき、火事などの大惨事になるかもしれないが、デジカメではそういうことはない。ひとが死んだり、家が燃えたりしない(リチウム電池だけがその可能性を持つが)。
 そういった信頼性の高い製品を家電メーカーはつくってきた。ゆえに、所詮は「お遊び」の道具でしかないカメラメーカーとは安定性と信頼性が違う。カメオタは躍起になって否定するだろうが、報道を除けば、カメラなど生活に必要ではない。
 レンズもそうだ。カメラのレンズなんて雑に作っても、せいぜい絵がおかしくなるだけで、写真が撮れなくなったりはしないが、パナなどの家電メーカーが手掛ける光学ドライブは違う。
 データはきちんと読みださないと起動すらできない。だから、光学ドライブ(無学なカメオタは何を指しているかわからないと思うので、DVDやCDを光学ディスクと呼ぶと教えよう)用レンズは精度がべらぼうに高いカメラ用レンズなんかと比べるのは失礼だ。
 そんなレンズをソニー・パナはつくってきた。だから、パナは自社でカメラレンズを作り、Mマウント以外のライカレンズのOEMも受けている。
 
 一方、オリンパスなんてほぼタムロンかシグマにおんぶにだっこのありさまだ。内視鏡だって光学ドライブ用レンズほどの精度は不要だ。
 そもそも、パナはレンズ製造技術がなかったので、CDドライブを作る際にニコンに打診した過去がある。ここで、ニコンはふっかけた。精度の高いレンズはこんなに高いですよ、と。怒ったパナは自社開発を始めた。そして、安価に精度の高いレンズを製造できるようになった。
 尤も、正確には、ミノルタがパナ(松下時代)に光学ドライブ用レンズを供給していたことがあるようだ。そして、いまもコニカミノルタは非常に高い精度のレンズを製造でき、ドライブ用レンズを供給している。一方、Nikonにドライブ用レンズ製造ができないありさまだ。
 カメオタが反論しそうなので先に行っておくと、コニカミノルタはもう写真用レンズは作っていないのに、ドライブ用レンズはつくっている。これが答えだ