カメラ部材でやめてほしいものはゴムである。できれば最小限度にしてほしい。
あまりゴムを多用しないでほしいと個人的には思う。
というのも、カメラの部材の中で特に劣化が激しいからだ。
私はもともとオリ機を使っていたし、ミノルタのレフ機も使ったが、とにかく両者ともゴムの劣化があまりにもひどい(逆にAレンズはなぜかボディと違ってきれいなものも多い。なんでだよ! と思う)。
白化はまだいい。問題は融解である。
特にオリのEシリーズのゴムはくそで、どんなに保存に気を付けていても、溶けており、改善がみられるのはE-3以降である。E二桁機はゴムが溶けていない個体を見たことがない。
反省したのかどうか知らないが、MFTになってからはリングにもゴム材をあまり使用しなくなり、金属リングもしくはプラリングとなっていることが多い。これはとても歓迎する。
端子蓋がゴムなのも許せない。だいたい経年劣化で硬化して崩れている。
どのメーカーもこの端子蓋のゴムは多用していて、高級機でもゴムだったりするので、本当にやめてほしい。質感も下がるしいいことはない。
ニコンのZシリーズもゴムなので、購買意欲が減退する。
劣化だけではなく、ゴムは外しにくい。プラ蓋にしてくれればボタンをワンタッチで外せるわけで、なぜそうしない? と思うが、やはりオリは反省したのか、プラ蓋採用率が高いように思える。
現在は富士ユーザーだが、X-S10もエントリー機なのにプラ蓋である。他のメーカーも見習ってほしい。