至高のキットレンズ5選になぜかM.Zuiko12-40 f2.8 Proがなかったことが大変遺憾である。
どうもオリンパスは玄人受け自体は悪くないが、カメラ批評家からの評価は悪いように思える。
海外は特に動画需要の話ばかりなので、最初期に動画を導入したくせに結局、動画に乗り気ではなかったオリンパスの評価は元々悪い。
パナの12-60があるなら、12-40があっていいだろうが、と。
悪魔のレンズと言われる12-120よりも断然12-40がいい。
私は12-40のためだけにMFTボディを維持しているといってもいい。
12-40の代わりなどない。
12-40は至高のズームレンズにして、至高のキットレンズである。
キットレンズとして評価されたものにXF18-55 f2.8-4があるが、あんなん相手にもならん。
私はことあるごとに言っているのだが、MFTユーザーならいいから買えと。中古でかなり出回っていて、4万円ちょっとで買えるから、とにかく買え、と。
損はしない、と。
f2.8なのでだいたい困らない明るさだし、ハーフマクロ性能も12-100と違い全域で使えるし、全域で寄れる。
フォーカスクラッチは便利だし、防塵防滴だ。
フルサイズ用レンズと違い、開放からキレッキレなので絞らなくていいので、フルサイズのキットズームのようにISOがあがってしまうこともない。
実際に買ってみて、持ち出した人で悪い評価の人は耳にしたことがない。
神レンズという言葉を軽々しく使いたくはないが、12-40は神レンズだ。間違いない。
2015年ごろの、くそしょぼいパナ製センサーでもちゃんと写ってくれる(ソニー製の他社と比較して遜色ない)からマジほんものだよ。
絞り優先かマニュアルか、どの撮影モードを使うかという質問がデジカメウォッチであったが、ナンセンスだと思う
少し前、絞り優先かマニュアルか、どの撮影モードを使うかという質問がデジカメウォッチであったが、ナンセンスだと思う。
理由はMFTかフルサイズか、そういうので変わってくる。
私はMFTユーザーだったが、MFTは被写界深度が深く、開放からキレキレのレンズが多いため、開放以外で撮影するメリットがほぼない。
だからといって、固定にする必要もないので、シャッター優先かマニュアルが基本だった。
絞りは屋外でSSがヤバいときに絞るものだった。まあ、単焦点はさすがに浅いが、f2.8以上に絞る意味は殆どないと思う。
フルサイズのレンズは開放では写らないものも多く(馬鹿な換算信者がフルサイズレンズを使えというが、開放では甘いんだから、フルサイズレンズ=高性能ではないのは明らか)、また浅すぎて複数人を写す場合は絞らないと無理なので、絞り操作も増える。
f2以下だと浅すぎてピント面以外何が写ってんのかわからなくなるしね。
今度はボディが富士機(クラシックスタイル)の場合だ。通常のモードダイヤルの考え方と異なってくる。
便宜上、モードはあるし表示もされるが、ダイヤルとしては存在しないので、モードを変更するという意識そのものがない。SSをAにする、という意識である。
結果、マニュアル撮影の人が多いのではないか。
私個人でも、MFTならマニュアルかシャッター優先、富士機ならマニュアル、フルサイズなら絞り優先がスタンダードになってくる。
ミラーレスか一眼レフでも変わってくる。
ミラーレスは露出が反映されるので、マニュアルを使うことが多いが、一眼レフだとどっちかの優先やPになりがちだ。露出に不安がある場合、背面液晶で確認するのも手間なときなど。
フイルム時代は失敗を恐れ、Pモードしか使わなかった人も多かろう。
正直、機材でかなり変わると思う。
ですよねー
ですよね。
明らかにEマウント陣営に遅れを取っているばかりかXとZもオープンにシフトして、さらに中華レンズのAFレンズがどんどん出ている始末。マウントをオープンにしないとマズいのは確定的に明らかだったわけで。
ロイヤリティで利益を得るしかないよ。んなことわかってたろ??
かつてはタムロン、トキナー、シグマ以外がAF化で虐殺されたけど、今回は違う。むしろミラーレス化は中華企業の参入障壁を下げた。老舗のサムヤンですら、今までAFはなかったのに、ミラーレスになってから出てきたからね。
ではレンズとボディの通信を暗号化すればいいのか?
ある程度はいいにせよ、非現実的だ。だって、復号している時間はロスであり、CPUの無駄遣いであり、AFやEVFのフレームレートを悪くする。
じゃあ、ASICを大きくすればいいのか? 今度はバッテリーが大きくなる。
そう。無理なんだよね。デジカメで暗号化によるベンダーロックをしようなんて魂胆が!
だから、電子補正させないとかそういういやがらせしかない。
キヤノンとしてはRFレンズで高級路線にしたかったんだろう。
かつてMFTからシグマが撤退したときの理由が、安すぎて無理であった。つまり、MFTは純正レンズが安すぎ、サードのつけいる隙がなかった。
結果、まあ、オリンパスは大赤字だったし、MFTはロイヤリティ商売するモデルでもなかったし。
そうはなりたくないわな。
でもね、無理だよ。もうキヤノンに主導権はないから。
フルサイズミラーレスをソニーが出したときから、デジカメ界の主導権はずっとソニーが握っている。
だから、ソニーのルールに反抗しても無駄だ。かつて、キヤノンルールに反抗したフォーサーズが死んだように。
ソニーがフルサイズミラーレスが最先端といえば、そうしなければならなかった。
オープンマウントがいいといえば、各社しなければならなかった(XもZも)。
α9IIIで時代はグローバルシャッターという新ルールをソニーが繰り出してきたので、これに従うしかない。従わないやつは売れない。
現在のデジカメの装備と昔のデジカメの装備の違い
古いデジカメの場合、今では高級機にしかついていないような装備が中級機、場合によってはエントリー機にすら搭載されていた場合がある。
1.アイピースシャッター
2.金属外装
3.AC電源ジャック
4.肩液晶
5.縦グリの設定
6.ボタン点灯
7.単三電池駆動用のケース
その代わり、稼働液晶、ライブビュー、Wifiなどがない。というか、そもそも高級機にだって存在しない。
特に、3と4はバッテリーがなくても稼働するため、明らかに使い勝手に影響すると思うが、最近はついていない。
というか、リチウムイオンが普及するまでは単三電池駆動デジカメは多かった。消費電力のでかいCCDでできるのなら、CMOSならもっと余裕じゃないのか? と思うが。
まあ、3はUSB給電が取って代わったのかもしれない。
1はミラーレス化して以降、存在そのものがもう意味を喪失したきらいがある。ただ、液晶だって紫外線には当たらない方が望ましいとは思うが。
2はコストの問題であろう。キヤノンは昔からエンプラが多かったが……。
4はフイルム時代ならエントリー機にもよくついていて、その流れのまま今もついているが、なぜか高級機の証になっている。
だが、富士機みたいに自由に表示がいじれるわけでもなく、固定表示のLCDがついている意味はあまり見いだせない(富士機はここを電池残量表示や、残撮影可能枚数にしておくと、カメラを持ち出す前に充電やSDを用意できて便利)。
ニコンもパナも固定表示LCDなんぞつけんでいい。
5はT-5やD780レベルですら縦グリを削除してしまった。
一昔前はエントリー機にも設定があることがあった。中級機以上は必ずあるモノだったと思う。
ただこれは単純に通信するボタンを実装しているだけで、通信自体はUARTか何かなので(解析が容易。オシロがあれば余裕)中華の偽物が大変多く、本来ならボれる商品だが、開発コストで赤字になっていると思われる。
6はあまり意味がない機能だが好き。
多重露光が通行人を消す裏技として紹介されていて萎えた
多重露光が通行人を消す裏技として紹介されていて萎えた。
昨日、行列だったかな、で、裏技をやっていたのだが、「スマホで撮影したときに通行人を消す裏技!」みたいなのをやっていた。もう聞いた瞬間、それ「多重露光」やろ……と思った奴はもうおっさん以上だったのかもしれない。
意図的に多重露光をしたことがなくても、撮影済みフイルムを使ってしまって、結果的に多重露光になった経験、フイルム時代の人間はあるんじゃないだろうか?
また、デジタルの場合、多重露光とデジタル合成の境界が曖昧なためか、作品作りにもあまり採用されないせいか、多重露光の知名度は若い子(30歳以下)ではゼロに近い、ということなんだなあ、と思った。
だって、裏じゃないし。表だし、と。
私自身はフイルム多重露光は意図的にしたことはないし、デジタル合成にしても、基本撮って出ししかしないため、オリ機のライブコンポジットを使ったことがあるくらいだ(これはデジタル合成かもしれんが、デジでは境界は曖昧だ)。
でも、常識だろ……と。
いにしえの常識はいくつもある。
パソコンのキーボードですら、若い子は知っていても、なじみは薄いようだ。だって学校の授業もタブレットだから……。
仕事で、新人の客先の人が、「古いウインドウズってよく知らないんです」といって、見た画面がWIN7だったときはもう、萎えたね。
いやでも、7がXP並に酷使されたのも、もう8年くらい前なので、18歳の新卒ならよく知らないかあ……と思った。
古いってのはDOS互換機にしてくれ。せめて!
坂中発進とかもだね。オートマはしなくていいから。AT免許なら存在も知らん(セミオートマは駄目っぽいけど)。いや、私だってマニュアル車は乗りたくないけども(ただでさえ運転は嫌いなのだ)。
あとは紐で付ける蛍光灯。蛍光灯も死んだ。もう見ないね。うちの実家でも一部屋を除き、LEDシーリングライトになってしまった。でもリモコンなくても紐ひっぱれば操作できるから、便利っちゃ便利なんだよね。古いのも。
フイルムカメラの作例とかいってるひとがたまにいるが、んなもん作例もクソもない
フイルムカメラの作例とかいってるひとがたまにいるが、んなもん作例もクソもないだろ、と。
フイルムカメラは同じフイルム、同じレンズ、同じ露出、同じ構図なら同じ写真が撮れる。ボディが違っても。
プロ機だろうがエントリー機だろうが。
もちろん、SSの関係で上位機種しかできない露出はあるかもしれないが、上記が同一なら写りは同一(シャッター速度やシャッター構造の関係で若干異なるかもしれないが大同小異であろう)になる。
だから「ボディの作例」とか言っても???だ。
これはフイルムカメラのパンフレットやカタログを見たらいい。
私の手元にはα-9xiのパンプがある。
作例はAF追従性、連写性能などを示す証拠画像として掲載されており、今のデジカメの写真集みたいなカタログと異なり、文字がやたら多い。写真は小さく、文字が大きい。
掲載されている写真もカメラ本体の写真も多く、今よりも本体のデザインがカタログでは重要視されていた。ジウジアーロデザイン! とか言っていたわけだが、現在はデザイナーの名前で売ることはない。
デジタル撮像素子は固定で外せない(Hasselbladなどのデジタルバックは違うけども)が、フイルムをかえれば全然写りは変わってしまうのだから作例の意味が現在とは異なるのだ。
本体デザインも空シャッターなんて言葉もあるように、無駄打ちしても無料のデジタルとは異なり、空シャッターで撮った気になるという行為が行われていた時代だ。
そして、有名デザイナーが携わったとかが宣伝文句になっていたが、今はさらさらそういうのはない。
オリPENがデザイン重視カメラ(質感も含めたもの。ZfcやZfは質感は無視されているので所有感ではなく、いわゆるインスタ映え目的=他人に見せるためのカメラであって、全然違うと思う)の最後だったと思う。
デジカメは機種というかセンサーが変わると上記が一緒でも写りが変わる。フイルム固定式カメラみたいなもんだ。
逆に言えば、こんどはレンズのテストに一般性がなくなってしまったともいえる。
同じカメラで撮影しないとレンズの比較ができない。
電子補正もあいまって、レンズの正しい評価が難しくなった(マルチマウントのタムロン、シグマレンズがマウントが変わると評価が変わってしまうのもそうなのではないだろうか。特にベイヤーのEマウントとハニカムのXマウントではシグタムの評価がだいぶん違うのはそのせいな気がする)。
レンズの作例があてにならん、ということだ。
富士はなるだけ電子補正しないという建前でこれを回避しようとしている。実際には補正していると思うが、無駄にでかいことを考えると本当にしていないのかもしれない。
E-300はオリンパス最後のCCD機だが、初期のクソみたいなCMOS機に比べ、CCDの末期(今も監視カメラなどには利用されてはいるがデジカメ界隈での話)であるだけに完成度が高く、このカメラでしか撮れないとして、今も一部で人気だ。
私も好きだ。
フイルムカメラの場合、フイルムさえ売っていれば、ボディを変えても同じ雰囲気の写真を得ることができる。
もっとも、フイルムの個体差はあるだろう。しかし、同一の配合の商品ならば、同じと見なしてよい。
しかしながら、撮像素子は数年で供給されなくなる。
ゆえに、フジカラーの写りよりも、CCDの写りのほうが早くに喪失してしまう可能性が高いってことだ。
実はCCDデジカメの写りを再現する方が難しい。古いセンサーは、一度製造が終われば、新規に生産されないから稼働する個体を探してくるしかない。
ここで富士のフイルムシミュレーションが脚光を浴びる。
機種毎に違いはあれど、センサーが変わっても同じような味付けになるようにしているのがフイルムシミュレーションである(まあピクチャーコントロールと何が違うんだという話だが)。
妄言と機能
世の中に数ある妄言の中の一つに「フイルムカメラの方が使いやすい」がある。
恐ろしいほどの妄言なので身震いしてしまう。
んなわけあるかい。
じゃあ幼稚園児に持たせてみろ。コンデジ否、スマホならすぐ使えるようになるだろうが、フイルムは無理だ。
フイルムが使いやすいというなら、パトローネの交換を幼稚園児にさせてみろ。うっかり裏蓋を開けてしまう可能性を考慮してみろ。背面液晶ではなくファインダーで撮影させてみろ。
妄言であることがおわかりいただけただろうか。
コレは個人的な雑感なのだが、この手の発言をしているのは高齢者が多い。
ようするに、「デジカメが多機能すぎて使えない」という意味らしいのだが、どんな高性能多機能デジカメだろうが、シャッター押せばいいだけなのであって、「全部の機能を使う必要はどこにもない」のだ。
脳と経験がおそらく30年くらい更新されていないのだろう。
機能が多い=難しいではない。
コレは論理破綻である。
「使わなければならない機能」ならそうだが、ほぼ99%の機能は使わんでいいのだ。
中央一点S-AFと自動露出とシャッターボタンだけ使えればいいだろう? 使わない機能は使わなきゃいいんだ。別に難しいことは何もない。
むしろ、誰がどう考えたって、ファインダーでは露出がわからず、露出計を頼るしかないフイルムカメラの方が「不便」で「使いにくい」のは明らかだ。
もちろん、私はフイルム撮影しないわけじゃない。
Aマウントは気兼ねなくフイルムでもデジタルでもボディ無視して、使えるので(EFこそ一番そうだが)ゴミのような価格のボディを買えばいいので、むしろ2CR5の価格にキレそう(現像プリントはまだいいが、なんで電池に1600円も払わないといけないのか)である。
ただ、フイルムを礼賛する妄言はいただけない。
各メーカーのファンミの様子を見る限りは、ニコンなんて老人会のようだった。
Xサミットには言ったことがあるが、まあ、私が若い方だったが、意外と老人はいなかった。いなかったからこそ、富士の今の躍進がある気がする。
ニコンは2ダイヤルに固執しているのも、このあたりの、多機能性と使いやすさは無関係であることがわからない老人を相手にしているからなのだろう。
実際、私はほとんどの機能は使わない。
使わないので、最近GRIIIにはNDフィルターが内蔵だったことを知ったり(AUTOになっていた)、H1の動画撮影はタッチパネルが基本と四年目にして知ったりする始末だ。マニュアルなんぞ読まないしね。
1DXはぱっと見、うあわあとなるが、ごちゃごちゃボタンがついているせいだ。レリーズボタンを押せば写真は撮れる。